通勤時間で年収が変わる|音声学習が市場価値を高める科学的理由
- 長谷川

- 11月26日
- 読了時間: 6分
「移動中の1時間」、あなたは何に使っていますか?
会議で話についていけず、焦った経験はありませんか?
同期と比べて、なんとなく「情報感度」で差がついている気がする……。
そんな不安を感じたことは?
実は、その差が生まれる場所は「移動時間の使い方」にあります。
日本のビジネスパーソンの平均通勤時間は、往復で約1時間半。
出張や外回りのある人なら、1日2〜3時間を移動に使うことも珍しくありません。

※本記事にはPRを含んでいます
計算してみてください。
通勤1時間 × 週5日 × 50週 = 年間250時間
3年で750時間、5年で1,250時間
これは、社会人が1年間に読む本の平均時間(約50時間)の25倍に相当します。
多くの人はこの時間を「スマホでSNS」「ぼんやり過ごす」ことに使っています。
しかし、ここにこそキャリアで差がつく余白があるのです。
なぜ今「耳で学ぶ」が世界的トレンドなのか
アメリカでは、ビジネスパーソンの55%以上がポッドキャストを定期的に聴取しているというデータがあります(Edison Research, 2023)。
シリコンバレーのエグゼクティブ、投資家、起業家たちは、移動時間を「情報アップデートの時間」として最大限活用しています。
なぜ、彼らは「音声学習」を選ぶのでしょうか?
理由①:マルチタスクに最も強い学習方法だから
本を読む、動画を見るには、手と目が奪われます。
しかし、音声学習は違います。
電車に揺られながら
車を運転しながら
オフィスへ歩きながら
ジムでトレーニングしながら
身体は移動していても、脳はインプットを続けられる。
これが音声学習の最大の強みです。
「ながら作業」に圧倒的に向いているため、
忙しい現代人にとって最も効率的な学習手段なのです。
理由②:情報の「鮮度」に圧倒的に強い
書籍や雑誌は、企画から出版まで数ヶ月〜1年かかります。
一方、ポッドキャストは配信から数時間・数日で最新情報にアクセス可能。
業界の最新トレンド
ニュースの裏側にある文脈
専門家のリアルタイムな分析
「いま起きていること」を最速でキャッチできるのが、音声メディアの強みです。
特にビジネスにおいては、情報の鮮度が意思決定の質を左右します。
変化の速いテック業界、金融、マーケティング分野では、この差が決定的です。
理由③:実は「記憶の定着率」も高い
「音声だと頭に入らないのでは?」
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、ハーバード大学の研究では、オーディオ学習は読書や動画視聴と同等の理解・記憶効果があると報告されています。
むしろ「講義形式」や「対談形式」の情報は、
音声のほうが理解しやすいケースも多いのです。
人間の脳は、もともと「語り」によって情報を伝承してきた歴史があります。
音声での学習は、実は人類にとって最も自然な学習方法なのです。
音声学習を始めたビジネスパーソンに起きる
「3つの変化」
では、実際に音声学習を取り入れると、どんな変化が起きるのでしょうか?
① 会議での「理解力」が劇的に上がる
「この資料、何が書いてあるのかよく分からない…」
「専門用語が多すぎて、議論についていけない…」
こんな経験、ありませんか?
音声学習で業界トレンドや基礎知識を先に入れておくと、
資料の内容が理解しやすくなる
専門用語をググる時間が減る
議論のスピードに置いていかれない
結果として、会議の生産性が大きく向上します。
「あの人、いつも話が早い」と思われる人は、
実は事前のインプット量が違うだけなのです。
② アイデアの「質」と「スピード」が上がる
音声でメタトレンドを日常的に取り込むと、自分の中に「比較対象」が増えます。
例えば、
「このサービス、海外だとこういう事例がある」
「この課題、別業界ではこう解決されている」
といった横断的な発想ができるようになります。
これは、企画力・提案力に直結するスキルです。
③ 「情報感度が高い人」として評価される
「あの人、いつも最新情報を押さえてるな」
そう思われる人は、キャリアで有利です。
特にベンチャー・IT・コンサル業界では、
情報アップデートの遅い人は評価が下がりやすい傾向があります。
音声学習は「継続しやすい」ため、自然と「最新を押さえている人」になれます。
これは、転職市場でも大きな武器になります。
【ジャンル別】今日から聴ける!
おすすめポッドキャスト12選
「何から聴けばいいか分からない…」
そんな方のために、ジャンル別におすすめコンテンツをまとめました。
ビジネスニュース・経済(初心者向け)
1. 日経ニュースプラス9(日本経済新聞)
長さ:10〜15分
内容:1日の経済ニュースを短くまとめて解説
おすすめ:朝の通勤に最適
2. BBC Global News Podcast(BBC)
長さ:30分
内容:世界の最新ニュースを俯瞰
おすすめ:英語学習も兼ねたい人
3. The Daily(The New York Times)
長さ:20〜30分
内容:1つのニュースを深掘り
おすすめ:背景まで理解したい人
テック・スタートアップ・DX
4. Rebuild.fm
長さ:60〜90分
内容:エンジニア視点の技術トーク
おすすめ:テック業界の空気感を知りたい人
5. TechCrunch Podcast
長さ:30分
内容:スタートアップ・VC・テックトレンド
おすすめ:起業・投資に興味がある人
6. NewsPicksアカデミア
長さ:30〜60分
内容:経営者・専門家のインタビュー
おすすめ:経営視点を学びたい人
思考法・キャリア・マーケティング
7. Voicy「西野亮廣エンタメ研究所」
長さ:10〜20分
内容:ビジネス・マーケティング思考
おすすめ:発想力を鍛えたい人
8. Voicy「コテンラジオ」
長さ:30〜60分
内容:歴史から学ぶビジネス思考
おすすめ:教養を深めたい人
9. Forward Thinking Podcast
長さ:40〜60分
内容:リーダーシップ・キャリア論
おすすめ:マネジメント層
英語力を鍛えたい人向け
10. TED Talks Daily
長さ:10〜20分
内容:世界のトップスピーカーのプレゼン
おすすめ:英語×教養
11. BBC Learning English
長さ:5〜10分
内容:ニュース英語を学べる
おすすめ:ビジネス英語の語彙を増やしたい人
12. HBR IdeaCast(Harvard Business Review)
長さ:20〜30分
内容:経営・マネジメント論
おすすめ:MBAレベルの英語に触れたい人
音声学習を「続けるコツ」5選
多くの人が挫折するのは、「習慣化」に失敗するからです。
以下のコツを押さえれば、無理なく継続できます。
1. プレイリストを作る(迷いをなくす)
「今日は何を聴こう…」と考える時間が、継続の敵です。
解決策:曜日・時間帯でカテゴリを固定
月〜金の朝:ニュース系
帰宅時:テック・マーケ系
週末の移動:長尺の対談系
2. 再生速度を1.25〜1.5倍にする
多くのビジネスパーソンは、1.5倍速が最適です。
慣れると、通常速度が遅く感じるようになります。
3. 「ながら」のタイミングを決める
駅に向かう5分
電車の中
車の移動
昼休みの外歩き
ジムでのトレーニング
何かと組み合わせて習慣化することが鍵です。
4. 「完璧に聴かなくていい」と割り切る
「途中で集中が切れた…」 「全部理解できなかった…」
それで大丈夫です。3割理解できればOKという気持ちで。
5. 週に1回、10分だけ「振り返りメモ」を書く
学んだことを軽くメモするだけで、記憶の定着率が劇的に上がります。
まとめ:移動時間は「人生の差がつく時間」に変えられる
移動時間は、日常の中で避けられない時間です。
しかし、その時間をどう使うかで、5年後のキャリアが変わると言っても過言ではありません。




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