勝手に広告が出てくる…原因と安全な消し方|スマホ初心者でも3ステップで解決
- 長谷川
- 11 分前
- 読了時間: 6分
「何もしてないのに突然広告が…」「×を押してもまた出てくる…」その“勝手に出る広告”は、原因さえわかれば自分で止められます。
この記事では、
すぐ試せる応急処置
原因の見分け方(症状別)
Android/iPhoneの正しい消し方
再発を防ぐコツ
を、スマホに不慣れな方でもできる順番で解説します。

まずは結論:最初にこれだけ試して!
「とりあえず止めたい!」方向けの最短3手順です。※いずれもスマホ本体の標準機能だけでできます。
① ブラウザ通知をオフにする
Android(Chrome):Chrome右上︙→設定→通知→「サイト別」から見慣れないサイトの許可をオフ
iPhone(Safari):設定→通知→Safari→通知をオフ(iOS16以降はWebサイトごとの通知許可も見直す)
② “発信元アプリ”を特定する
Android:設定→通知→通知履歴(あるいは最近の通知)で、広告が出た“アプリ名”を確認→そのアプリをアンインストール
iPhone:見慣れないアプリや、最近入れた無料ゲーム/クリーナー系を長押し→Appを削除
③ ホーム画面のWebショートカットを削除
アイコン左上に小さなSafari/Chrome風のマークなら、アプリではなくWebへの近道。長押し→ブックマークを削除/ホーム画面から削除
ここまでで改善すればOK。続いて、原因をきちんと切り分けたい方は下へ。
症状でわかる!原因マップ
A:通知バーに突然広告 → ブラウザ通知の許可/広告配信型アプリの通知が原因
B:アプリを開いてないのに画面に全面広告 → 端末の上に表示する権限(「他のアプリの上に重ねて表示」)を持つアプリの可能性(Android)
C:ブラウザだけ使うと出る → Webサイトの通知許可・ポップアップ・迷惑サイトのリダイレクト
D:ホーム画面の見慣れないアイコンをタップすると広告だらけ → Webショートカット(アプリ風)
E:充電最適化/クリーナー/ランプ/QRスキャナー等を入れてから → 広告過多アプリ・不正な権限要求アプリの可能性
Androidの消し方(詳しい手順)
1. 通知から「犯人アプリ」を突き止める
設定→通知→通知履歴(機種により「最近の通知」)
広告が出た時間帯の通知を確認→アプリ名を特定
アプリ情報画面へ→通知をオフ→アンインストール(不要なら)
通知履歴が無い場合:広告が出た瞬間に通知を左スワイプ→歯車/詳細からアプリ情報へ。
2. 怪しい“権限アプリ”を止める(全面表示広告の対策)
設定→アプリ→特別なアプリアクセス
他のアプリの上に重ねて表示(または「表示の上に表示」)を開く
見覚えのないアプリの許可をオフ→アンインストール
似た場所にあるチェック:アクセシビリティ→インストール済みサービス/デバイス管理アプリ(管理者権限)→不明なものは無効/解除してから削除。
3. Chromeの“サイト通知”とポップアップを止める
Chrome右上︙→設定→通知→許可済みサイトを確認→不要なサイトをブロック
Chrome右上︙→設定→サイトの設定→ポップアップとリダイレクトをブロックに
検索エンジンが勝手に変わっているなら:設定→検索エンジンでGoogleに戻す
4. ホーム画面の“アプリ風アイコン”を削除
アイコン長押し→削除(アプリ一覧からは消えない=Webショートカットの証拠)
5. セーフモードで頑固なアプリを削除
電源ボタン長押し→電源メニュー→長押しでセーフモード(機種差あり)
セーフモード中に、削除できなかったアプリをアンインストール
再起動で通常モードへ
6. Playプロテクトと“不明なアプリのインストール”を見直す
Google Play ストア→右上のプロフィール→Play プロテクト→スキャン
設定→セキュリティ→不明なアプリのインストール:許可アプリをオフ
iPhoneの消し方(詳しい手順)
1. Safari/サイトの通知を止める
設定→通知→Safari→通知をオフ
iOS16以降でサイト別通知を許可した場合:Safariを開く→アドレスバー左「ぁあ」→Webサイトの設定→通知を拒否
2. Safariの履歴とWebサイトデータをクリア
設定→Safari→履歴とWebサイトデータを消去(ログイン情報は消える可能性があります。必要なID/パスワードは先にメモ)
3. ホーム画面のWebショートカットを削除
アイコン長押し→ブックマークを削除(アプリではありません)
4. 構成プロファイル(VPN/MDM)を確認
設定→一般→VPNとデバイス管理
覚えのないプロファイルがあれば削除(勤務先/学校から配布されたものは削除しない)
5. Appの見直し
最近入れた無料ゲーム/クリーナー系/懐中電灯/QRスキャナーなど、広告がしつこいものは削除
AppとiOSを最新にアップデートして挙動を確認
iPhoneはAndroidより“勝手な常駐広告”が起きにくく、原因の多くはWeb通知や怪しいサイトの履歴です。
よくある「広告アプリ」
実名は避けますが、以下のジャンルは広告が過剰になりがちです。インストール時はレビューと権限を要チェック。
スマホ最適化/クリーナー/バッテリー寿命延長
無料ゲーム(特に報酬型・常時オンライン)
懐中電灯/QRスキャナー/天気/壁紙など単機能アプリ
ブラウザ拡張系(Android)
それでも消えない時の最終手段
バックアップ(写真・連絡先・LINE等)を取る
Android:設定→システム→リセット→すべてのデータを消去(出荷時リセット)
iPhone:設定→一般→転送またはiPhoneをリセット→すべてのコンテンツと設定を消去
復元後は、必要最小限のアプリだけを入れ直し、様子を見る
再発防止の5カ条(超実用)
通知は“必要な相手だけ”に許可(見知らぬサイトの「通知を許可」は絶対に押さない)
アプリは公式ストアのみ/レビューの“低評価の具体例”を必ず読む
Androidは「他のアプリの上に表示」「アクセシビリティ」をむやみに許可しない
OSとアプリを常に最新に(脆弱性悪用を予防)
子ども用や家族共有端末はファミリー設定でインストール制限
すぐ使えるチェックリスト
通知履歴で発信元アプリを特定
ブラウザ通知(Chrome/Safari)をオフ
ホーム画面のWebショートカットを削除
重ねて表示/アクセシビリティの怪しい許可を無効化(Android)
覚えのないプロファイルを削除(iPhone)
不要なアプリをアンインストール
OS/アプリを最新に更新
FAQ(読者からよくある質問を想定)
Q. ウイルスに感染していますか?
A. 多くはウイルスではなく通知や広告設定の問題です。まず本記事の手順を。AndroidはPlayプロテクトでスキャンを。
Q. 広告ブロッカーアプリを入れれば解決しますか?
A. 一時しのぎにはなることがありますが、原因(通知許可/怪しいアプリ)を消すのが先。iPhoneはSafariのコンテンツブロッカー(信頼できるもの)を検討。
Q. 勝手に課金されませんか?
A. 広告表示だけなら課金は通常起きませんが、不審なサブスクには注意。キャリア決済/サブスク一覧を時々点検しましょう。
Q. どれが怪しいアプリかわかりません…
A. 「広告が出た直前に開いていたアプリ」「最近入れたアプリ」がヒント。通知履歴と“特別な権限”の許可状況を見て判断。
最後に
「勝手に広告」には必ず“入口”があります。通知の許可・怪しい権限・Webショートカットの3点を見直せば、多くのケースは自力で解決可能。
どうしても不安なら、お近くのスマホ相談窓口や当店にご相談ください。
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